石川雷太さんについてご紹介

in art •  8 years ago  (edited)

日本アンデパンダン展前に最もパワフルな作家さんをご紹介。

まずは紹介文を引用。

【石川 雷太 a.k.a. Erehwon : metal junk + electronic device】
美術家。主にコンセプチュアル・アート。テクスト、建築素材、ビデオ、電磁波、生きた動物や骨、武器、政治的声明文など、多種多様な素材と引用によるインスタレーションを展開。その延長として、97年に、昼間光城とともにノイズ・パフォーマンス・ユニット、Erehwon を始動。鉄板や工業用スプリングを実際に現場に持ち込み、コンタクトマイクを用いて音源とし、独自のサウンド・スカルプチュアを構成する。 インダストリアル・エイジの“光”と“影”が写し込まれたそのサウンドは、現代に生きるわれわれにとって最もリアルで最も基礎的な、潜在的なBGMだと考える。

http://www.lethe-voice.com/2002/1004_2_ishikawa.html

前のブログで仙台のアートシーンについて語った時にGallery TURNAROUNDについてちょっと触れましたが、ここのオーナーに対する石川さんの信頼感はすごいです。2010年にこのギャラリーでは初めての個展を開催したのですが、放射線の恐怖を喚起する内容で、2011年3月11日の東日本大震災がきっかけで起きた福島第1原発事故を予言する展覧会となってしまいました。優れたアーティストは時に時代の予言者となる、その通りとなりました。石川さんはオーナーが中心となって開催しているせんだい21アンデパンダン展の常連でもあります。これでどういう雰囲気か少しわかりますね。

http://turn-around.jp/archives/raita-wave.html

彼は事実上、日本アンデパンダン展のスターです。この展覧会のインスタレーションの部屋は毎年一番パワフルなのですが、その中でもとくに目立っています。主催団体の日本美術会の人々から「あなたの作品のパワーがアンデパンダンにほしい」と言われるほどです。

今年も参加するようです。去年は事情があって不参加でした。記念の70周年に戻れて良かったですね。

第70回記念 日本アンデパンダン展
2017年3月22日(水)~4月3日(月)
国立新美術館(東京)
http://www.nihonbijyutukai.com/anpan/anpan1/

2015年、石川雷太作品『ジャパン・アメリカ・イスラエル』上にミサイル、下に子供の棺。

第70回記念 『日本アンデパンダン展』フライヤ

画像引用はFacebookから。

Authors get paid when people like you upvote their post.
If you enjoyed what you read here, create your account today and start earning FREE STEEM!
Sort Order:  

第70回記念なのですか。すごい。石川さんの作品パワフルでかっこいいです。

そうなんです。戦後早い時期に始まりました。本当、かっこいいですよね。

画像だから細かいことは分かりませんが、質感まで軍事とか危険な施設周辺の看板みたい・・・
恐いなあ(ーーー)

すごい、その感じ方は当たってますねえ。私もこわいです。