梅宮大社でスケッチ

今日は京都市内の梅の名所の一つでもあり、また四季を通じて様々な花が咲き誇る梅宮大社でスケッチをしました。
自宅から梅宮大社までは徒歩15分。いいお天気だったので朝早くから行きました。
梅宮神社の鳥居と、楼門です。

楼門にも酒樽が載っているこの神社は、日本最古の酒造守護の神社だそうで、子授・安産の御利益があることでも有名な神社です。梅宮大社は今から約1300年前に、現在の京都府綴喜群井出町付近に橘氏一門の氏神として初めてお祀りした神社だそうです。その後平安時代の始め、嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子によって現在の地に遷し祀られたとされています。

楼門脇の梅

朝早く行ったのでまだ神苑が開いておらず、まず楼門脇の梅を描くことにしました。見事な白梅とピンクのしだれ梅が並んでいたのでそれを描きました。梅のスケッチは何回描いても難しいです。しかしほぼ満開であったため花がたくさんついており、花をかたまりととらえてクレヨンと鉛筆でもりもりと描きました。下の木もクレヨンでこんもりと描き、空などは水彩で塗りました。

神苑内の梅林

楼門脇の見事な梅を描き終えるとちょうど神苑の開門の時間になったので、入苑券を買いました。ここの神社は数匹の猫を飼っており、入苑券の売り場にも猫が乗っかっていました。他のお客さんが猫の背中を撫でていました。すごく人懐っこい猫でした。

そして神苑へ入りました。まだ人は少なく、ゆっくりと観て回りました。そして西の方に梅林がありました。こちらの梅も満開できれいだったので梅林を描きました。

こちらは水彩だけで描こうと思ったのですがやはり白い梅の花を描くのが難しく、あとからクレヨンなど使ってみましたが紙が少しボロボロになってしまいました。

大きなヤブツバキの木

梅宮大社は梅のほかにも、水仙や椿が咲いていました。中でも入苑券売り場の横のヤブツバキが高さ7～8mぐらいあるのではないかというぐらい大きく、花をたくさんつけていたのでそれを描くことにしました。

とはいえ最初、どういう構図で描こうかと迷いました。酒樽が並べてあるところまで枝が伸びていたので、左に酒樽の列を少し、右にヤブツバキの木を入れる構図にしました。鉛筆と水彩で描きました。ちょっと変わったスケッチになったのではないかと思うと同時に、酒造の神を祀っている梅宮大社らしいスケッチになったかなと思います。