我々ベンチャー起業家の間で、よく個人資産に関して言われるのが、「まずはキャッシュ(税引後)で10億円を貯めて、ラットレースを抜けろ!」があります。なぜなら10億円を元手に年利5%で運用すれば、毎年何もしなくても5,000万円の収入が見込めるからです。ラットレースとは、いくら働いても資産が貯まらない状態を指し、この状態では働く事の目的が「お金」の為になりがちです。あなたがラットレースを抜けだせば、真の自由を手に入れる事が出来ます。
ウォーレン・バフェットの相場格言に「第1のルール、絶対に損しないこと。第2のルール、絶対に第1のルールを忘れるな。」があります。仮想通貨の世界では、多くの方がハイリスク&ハイリターンの投資商品を求めますが、堅実な投資家は年利5%を目安に「確実に儲かる」投資先を探します。
そんな、投資家にとってうれしいお知らせです。コインチェックが、仮想通貨を預けるだけで最大年利5%の利子が付く、定期預入サービスを開始しました。預け入れできる期間は14日間で年利1%、30日間で2%、90日間で3%、1年間で5%の4種類。例えば10ビットコインを90日間預ければ、約0.07ビットコインが利息として貰えます。
現時点ではビットコインだけですが、随時イーサリアム、リップル、モネロ、ファクトム、オーガなどでも預入が出来るようです。このサービスは、Coincheckの口座を持っている方なら、面倒な手続きなしで利用出来ます。まだアカウントをお持ちでない方は、こちらのページから無料の口座開設を行って下さい。
今後も同様なサービスが業界全体に広がるのか注目!
金融庁によれば、このサービスは仮想通貨が法定通貨に該当しないため、銀行法の規制の対象にはならず、4月に施行された改正資金決済法の対象にもならないようです。しかしながら、今後は利用者が急激に増えたり、決済手段として広がれば、規制の対象となる可能性もあるとの事。今がチャンスかもしれませんね。
なお注意して頂きたいのが、コインチェックの仮想通貨定期預入サービスは、「消費貸借契約」であり無担保契約です。通常の仮想通貨とは異なり、分別管理の対象になりません。コインチェックが破綻した場合、あなたの仮想通貨は返還されません。また預入した仮想通貨に関しては、指定された期間が経過するか、コインチェックが返却するまでは、出金、売却、証拠金としての利用などが出来ませんので注意が必要です。このサービスを利用する場合は、リスクも含めて検討した方が良いでしょう。
しかし、こういったサービスが増えていき、同業他社にも広がっていくと有難いですね。コインチェックの「仮想通貨定期預入」サービスの動向に注目です。
ビットコイン版「定期預金」 コインチェック、預ければ金利 「日本経済新聞」(2017.5.9)