一緒に上京した姉や友人など気遣ってくれる人は周りにいるのに、私は愚痴が苦手で、そんな自分の感情や不安な気持ちをうまく吐き出せないのです。
そこで愚痴や苦しみ、誰もわかってくれない気持ちをノートにぶつけるようになりました。そのノートが精神安定剤のようなものでした。
その頃書いたノートのコトバをいくつか載せたいと思います。
『ずっと耐えてきた。もぉ、泣いていい?』
『ツライ ツライ ツライ。一人ヤダ。誰かー
お願い、頭撫でて。それだけでいいから』
『笑う? なにそれ』
『もぉしんどいから。感情とか記憶とか、全部消えちゃえばいいのに』
『全部、捨てたい』
『誰か信じさせて。本気にさせてよ。騙していいから』
『大丈夫だよ、このくらい。平気だよ、私はまだ。そう思ってないと、自分が崩れそう』