こんなマイナスなコトバばかり書き、1年ほど経ったころ、すごく親しみのあった叔父が亡くなりました。
叔父は事故で身体が不自由になり、16年半もの長い間寝たきりの生活をしていました。私たちが顔を出すと、自分の辛い身の上は少しも私たちに感じさせず、いつも笑わせたり励ましたりしてくれました。自分のことよりも人のことを心配してくれる、とても優しく頼もしい人でした。
叔父が亡くなった時、私は「人生」や「命」について考えさせられ、ふとこんなコトバをノートに書いたのです。
あなたは「○年○月○日に死にます」と言われたとして、今の状況のままその時を待ちますか?
知らないだけで明日かもしれない。
言われてないだけで、きっとそれは既に決まっていること。
伝えたいことは伝えて。過ぎてしまう前に今を生きて。
これを期に、マイナスなことばかり書いていたノートは、プラスのコトバで溢れるようになりました。自分で書いたものなのに、なぜか自分が励まされ力づけられるのです。
ノートに向かうと、今までの自分には考えられない前向きで、強くて、優しい、希望の光に満ちたコトバばかりが出てくるのです。それはとても不思議な感覚でした。