先日、「Het Nieuwe Instituut」という斬新な美術館に行ってきました。
オランダの建築家Jo Coenenによって作られた、光が差し込む建築自体も素晴らしく、建物内の細部もこだわって作られています。
Jo Coenenは、図書館などの文化施設、オフィス、ホテル、店舗などの建築を多く手掛けており、どれも斬新で素晴らしい建築です。公式サイトにてぜひご覧ください。
エントランスホール。本屋やカフェも併設されています。
オランダの建築に関する設計図や模型の展示、デザイン・デジタルカルチャーの企画展などが行われています。
”Het=The”、”Nieuwe=新しい”、”Instituut=研究所”という名前の通り、新しいテクノロジーの技術を実際に体験することができ、来館した人が体験し共有することを含めた展示が興味深かったです。
3Dプリンターの体験コーナー。ワークショップも随時開催されています。
企画展「Neuhaus|Fact Sheet」
2019年は、「Bauhaus(バウハウス)」創立 100 周年の年で、各地で企画展やイベントが開催されています。
Bauhausは、1919年にドイツに設立された、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校で、現代美術に大きな影響を与えたと言われています。
「Het Niuewe Instituut」では、2019年5月から4ヶ月間、Bauhausの教育テーマの一つでもある「アートとテクノロジーの統合」の学習環境として、「Neuhaus」という場所を提供しています。
「Neuhaus」では、人間と人間以外の両方を融合することにより、既存の知識を超えた新しい感覚を提供し、実践・共有しています。
<A Commonplace Book>
「A Commonplace Book」というインスタレーションを体験してみました。
”Commonplace Book”とは、備忘録つまり、情報を書き込むことによって知識をまとめたもののことです。
まずノートを開いてクリップで挟みます。
次に、右か左かどちらのページに記載するかを選び、英語orオランダ語、1〜4番の題材をボタンを押して選ぶと、機械が作動し、選択したテーマが描かれていきます。
一般的なボールペンを使って、機械でこんなに綺麗に字や繊細な絵を描けるとは!
実際の動きは、こちらの動画をご覧ください。↓
<植物センサー?!>
こちらは植物の葉にセンサーを付けて、そのデータを元に線が描かれていくというインスタレーション。光合成なのでしょうか?
今まで見たことのないような、どこか実験的な企画展で、実際に体験できるのが面白かったです。
実際にこの技術を使って、何かに発展していくことがあるかと思うと楽しみですね。
私もこの技術を直接的に実践することはないかもしれませんが、新しい発見やインスピレーションが湧き、貴重な体験をすることができました。
今回ご紹介した「Het Niuewe Instituut」も、先日アップした「お気に入りのお散歩コース Vol.2:ミュージアムパーク」内にあります。
https://steemit.com/japanese/@katsuoweb-ami/vol-2
また美術館・博物館に1年間行き放題のパス「museum kaart」が使えるので、企画展ごとに気軽に訪れることができます。
https://steemit.com/japanese/@katsuoweb-ami/museum-kaart
今回の企画展の内容は、言葉にするのが難しく、分かりにくい部分があったと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。