Facebookが発行する仮想通貨「Libra」のホワイトペーパーが発表されました。
ホワイトペーパーはこれです。ホワイトペーパーは日本語のページが用意されているなど多言語に対応しています。Facebookのやる気が感じられますね。
通貨を発行する目的として「シンプルで国境のないグローバルな通貨と金融インフラになる」というものを掲げています。野望が大きくていいですね。
そんなLibraですが、提携企業が強力な企業ばかりです。
決済: Mastercard, PayPal, PayU (Naspers' fintech arm), Stripe, Visa
テクノロジー・マーケットプレイス: Booking Holdings, eBay, Facebook/Calibra, Farfetch, Lyft, Mercado Pago, Spotify AB, Uber Technologies, Inc.
電気通信: Iliad, Vodafone Group
ブロックチェーン: Anchorage, Bison Trails, Coinbase, Inc., Xapo Holdings Limited
ベンチャーキャピタル: Andreessen Horowitz, Breakthrough Initiatives, Ribbit Capital, Thrive Capital, Union Square Ventures
非営利組織、多国間組織、学術機関: Creative Destruction Lab, Kiva, Mercy Corps, Women's World Banking
まずは決済サービスですが Mastercard、Visa、PayPalというペイメントサービスの最大手と提携してるというのが大きいですね。
テクノロジー・マーケットプレイスではBooking Holdings(ホテル、旅行、航空券、レンタカー予約)、 eBay(ECサイト)、 Farfetch(アパレル)、Lyft(運輸)、 Spotify AB(音楽レーベル)、Uber Technologies, Inc.といった各業界の大手と提携しています。
Facebookのアクティブユーザー数は月間約23億人、日間だと約15億人といわれています。この人たちが仮想通貨に来たら一気に市場が拡大しそうですね。
2020年前半に立ち上げを予定している「Libra」、仮想通貨界にとっても一大転機になりそうな気がします。