RPAツールを提供する会社に、詳しく話を聞いてみた

in japanese •  6 years ago  (edited)

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今回は、 RPA Express、完全無料RPAツールを提供しているWorkFusionという会社の代表の方へインタビューをしてみた。RPA Expressは現在約143カ国、1万の企業によって使用されている。ちなみにこの数字は、RPAツールを公開してたった7ヶ月目時点だというから驚きである。
なおこのインタビューは、彼らがウェブセミナーの際に頻繁に受ける質問、トップ4に対する回答という形式にしてある。

・どうやって、御社のツールが私の業務の中に上手く組み込めるか判断するのですか?明らかにこれはダメといった場合はありますか?

一般的に、RPAが最も効果を発揮するのは、デジタル、構造化、繰り返しの業務です。 データがデジタルでない場合、光学式文字認識(OCR)を使用して、文書をデジタル化することができます。 ただし、データが構造化されていない場合や、プロセス中に多くの判断が必要な場合は、機械学習機能が組み込まれたRPA(WorkFusion SPAなど)を使用する事をお薦めします。

・自動化を可能にするために、認識能力が必要とされるのは、一般的にどんな場合ですか?

書類処理とその分類は、認知自動化を必要とする非常に一般的な使用例です。 書類処理の典型例は請求書発行です。 請求書はさまざまな形で入力することができます。つまり、ルールを使用して関連情報を抽出することはできません。 分類の典型的な機械学習例は、Eメールの分類であり、Eメールの内容からデータを抽出してEメールを特定のグループに分類します。 しかし、気に留めるべき事は、エンドツーエンド・プロセスが認識能力のみで構築されることは滅多にないということです。 典型的プロセスでは、資料からデータを取り込むためにRPA、ドキュメントをデジタイズするためにOCR、書類分類するために機械学習、または非構造化書類からデータを抽出するためにRPA、そして再びRPAでデータ入力に利用します。

・ボットがやるべき事をきちんとやっているのか、確認する方法はありますか?

ボットは、それに組み込まれた事を行います。 彼ら自身が頭脳を持っているわけではありません。 しかし、全てがスムーズに実行される事を確認するには、2つの方法があります。 RPAプロセスの設計者は、ボットが動作するアプリケーションの様々なシナリオと動作を考慮し、彼らがアクションを実行するための固有識別子があることを確実にする必要があります。 したがって、ボットは固有識別子を見つけられない場合、RPAスクリプトごとの例外処理プロセスを行います。彼らが不規則なものに遭遇した場合、不正な処理は実行されません。 これはボット・設計プロセスの最も重要な部分です。通常ボット設計者は、 該当プロセス担当者と協力し、これが確実にカバーされるようにします。

・御社のツールを実装するには通常、どのくらいの時間がかかりますか?

これは、あなたがどのような人物で、何をしているのかによって多少異なります。 あるユーザーは、ソフトウェアの作業開始から3〜4日以内に自動化にこぎつけますが、また、あるユーザーは実装に2〜3週間かかります。

さて今回はRPA Express完全無料の自動化ツールという事で取り上げさせていただいた。今この記事を読んでいるあなた、「どうせ無料なんだし」みたいな気持ちで構わないので一度試してみてはどうだろうか?

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