AIでマーケティングはどう変わるのか?

in japanese •  7 years ago  (edited)

 

 ここ1年のキーワードになっている「AI」。多分漠然と「人工知能的な・・・」と思っている方も多いのではないだろうか?今回はそんな方の為に、①AIとは結局何なのか。また最近私がマーケティングに興味を持っている事もあり、②AIでマーケティングはどう変わるのか。この2点については書きたいと思う。なお過去にカスタマーサポートにおけるAIの活用方法について、チャットボットを中心書いた記事があるので、興味がある方は以下のリンクを参考にしてくれればと思う。  

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1. AIとは結局何なのか 

 そもそもAI(Artificial Intelligent)という考え方が学問分野として確立されたのは、戦後まもない1956年だと言われている。その後、チェスをプレイする、入力された言葉を理解する事ができる機械などが発明され、現在に至る。ちなみにAIは人工知能と日本語で翻訳されるが、所謂映画でよく出てくる「人のように考えるコンピューター」、つまり“真のAI”というものはまだ開発されていないし、まだまだ先の事である。現在一般的に騒がれているAIは音声認識、画像認識などをするものであり、これは真のAIに至る過程の副産物とも言える。またこれらを含め、今話題のAIのほとんどは機械学習という、人が何を学習するのか定義するという方法に基づいている 。一方で深層学習(ディープラーニング)という方法もあるが、これは膨大なデータ量を必要とするので、お手軽に導入とはいかないのが現状である。以下、AIは機械学習によるものと本章では定義する。   

2. AIでマーケティングはどう変わるのか 

 最初にオススメしたいのだが、WorkFusionという会社より提供されているこのソフトウェア、なんと完全無料で提供されているのだ。しかもプログラミングスキル必要なし。+AIにグレードアップしたいなら有償版に移行というスタイルをとっている。是非、暇な時に一度お試しあれ! ・・・それでは本題に入るが、最初に一言。「現段階ではAIのマーケティング活用には限界がある」というのが私の考えである。そもそも、先程述べたように、機械学習が今のAIに導入されているケースが多い。そして機械学習の欠点は、①事前に人間が、AIは何を学習すべきか定義する必要がある②基データの質が低いとAIの質も下がる、などが挙げられる。 とは言っても一方で、やはりAI導入で広がる可能性は大きい。なんといっても一番のポテンシャルは、膨大で異なるデータからパターンを見つける事、に尽きる。例えば、「ランダムで膨大なデータから、成約に至る見込み客のパターンを見つける」などが自動でできるようになるのだ。さらにAIは賢くなる一方なので、所謂「優秀なマーケター人材」が最終的にはいなくても平気になる。   

 詳しく事例を挙げての話は次回にするが、なんとなくマーケティングにおけるAIの可能性、興味を持っていただけたろうか?近い将来、クラウドやブロックチェーンが上手く進歩し、気軽に膨大で、正確なデータが手に入るようになれば、深層学習を利用したAIが、コストダウンに伴って当たり前になる可能性だってある。(正直、将来的にはこっちが主流になると考えている。)現在既にAIマーケティングを提供する会社は、およそ5000社に上ると言われている。今年一年、このAIがどこまで進歩、普及するのか非常に楽しみである。皆さんもこの分野は是非、アンテナをはっておく事をオススメする。  

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