こんばんは。瀬潟です。飽き性ならば飽き性なりに「飽きる前に徹底的にやる」をモットーにsteemit更新してます。
無事に就活を終わらせ、あとは修論を執筆するのみとなった私ですが、最近は社会に出た後を見据えどのような能力が求められるのかについても関心を抱いています。社会人として必須の能力は様々な意見がありますが、「コミュニケーション能力」「ITスキル」そして「プレゼンテーション能力」だと言われています。
確かに言われてみればどれも重要な能力に思えてきます。私は「プレゼン」という行為に苦手意識があります。スライドを作るのがあまり得意ではありませんし、滑舌があまりよくありません。
というわけで、最近このような本を読んで勉強をしました。
この本を読んだ感想が2つあるので簡単に紹介します。1つ目は、大学における「学会発表」と仕事における「プレゼンテーション」は似て非なるものであることです。2つ目は、プレゼンはロジカル・シンキングの基礎の上に成り立っているということです。
学会発表とプレゼンの違いは両者の「目的」と「構成」の違いにあるような気がしました。学会発表の目的は自信やグループの研究成果を外部に伝えることです。一方プレゼンの目的は提案や分析結果を相手に伝えることを通して、その提案を承認あるいは決裁し、実行してもらうことです。構成の違いとして、学会発表では既往研究の紹介から始まり、研究の背景、研究の目的、手法、調査地を説明したうえで結果・考察に移ります。一方でプレゼンにおいては多くの場合先に結論を述べ、その理由を後のスライドで解説する順番になっています。
ロジカル・シンキングは「ピラミッド構造」あるいは「ツリー構造」と呼ばれる技法により行うことが原則とされています。プレゼンはロジカル・シンキングによりまとめた思考・意見を表明する行為であるということです。プレゼンを構成する際には、何を伝えるかを「ロジカル・シンキング」でまとめることが必須です。プレゼンテーション能力を鍛えるにあたってはまずその根幹である「ロジカル・シンキング」を鍛える必要があると感じました。
ロジカル・シンキングは大学在学中に身に着けたように思えて意外とまだまだ甘さがある気がするので、意識して鍛えたいと思います。