コミュニティ
コミュニティについての本である。現代のコミュニティとは何か。あなたにとってのコミュニティはどんなものか。現代の孤独を著者は感じている。
佐渡島庸平さん、初耳である。どんな人なのか知らない。どこかでチェックしていた著者でもなかった。どうして読もうと思ったのか。今となってはわからない。本への接触の変化
一昔前は本は本屋で買うのが普通だった。ので、本を買う前に立ち読みをしていくつかの本をめぐって気に入った本を買う。というのがスタンスであった。その中で、気になる著者はそこでなんとなく自分の頭の中にインプットされていたものだ。
情報収集
今は、字を読み、情報を仕入れるということが、紙でなくネットがメインになっている。なので、流れていく。タイムラインに流れていく感じである。
自分はメルマガ2件、オンラインサロン3件有料で購読している。またNewsPicksも有料アカウントで自分の必要な情報を取得している。
それに加えて無料のtwitter,facebookなどもいくつかチェックしているので、毎日相当な量の情報を浴びている。どうしてそうしているのか。と問われても自分にもわからない。必要だと思ってそうしているのであって、無駄なことだとは思っていない。ただ、時間をそれなりに消費するのでいかに時間を使わないで情報を得るかというのは常に気にしている。その意味ではtwitterは最強である。twitterは短文で的確に情報を伝えてくれる。またその情報のレベルも高い。(そういう人をフォローすればだが)
本の買い方、読み方の変化
それだけの情報を浴びながら、気になる本があれば買って読んでいる。タイムラインは流れていくので、気になったらすぐにアマゾンに発注する。躊躇は基本的にしない。機会損失の方が怖いと思っている。
本の読み方も変わってきた。最初から最後まで一字一句読むということはなくなってきた。本屋に行って買わないけど目次から気になった箇所だけ読むのと同じような感覚でkindle本もpickupして読む。読み捨てているといってもよいかもしれない。昭和の時代の人には信じられないことかもしれない。けれど今こんな時代に生きていると思っている。そこでコミュニティの話しである。
自分は昭和40年代の生まれなのでどっぷりと昭和の人間であるのだが、今30歳前後の人と話したりするとSNSで知りあった人たちに会うのに何の躊躇もない。
この本にも書いてあるが、自分たちのコミュニティは地域、家族、親族、職場、学生時代の友人といったものであったが、今はそれに加えてサイバー空間にコミュニティがある。レイヤーごとのコミュニティ
レイヤーという言葉がある。階層というような意味だろうか?今はコミュニティがいろいろな階層の中で成り立っている。リアルなコミュニティとサイバーなコミュニティの中に生きている我々は孤独なのか、ひとりなのか。
総論
このような世界の中で、自分は何をすればよいか?どんなコミュニティの中で過ごせばよいか。どのように生きていけばよいか。この本には、そのヒントらしきものがpickupされている。正解は示されていない。最後はやはり自分で考えるしかないわけだが、ただ現状をことばにして伝えてくれている。貴重な本である。
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