秋はお茶会が多いですね。
先々月と先月と続けて私の先生がお席を持ち、私達もおもてなし側でしたが、客としてお茶会に寄せていただくのも大事なことです。
今日は市の文化祭のお茶会に出掛けました。
裏千家の抹茶のお席と静風流の煎茶のお席。
お席主が
市民文化祭ですから、いろんな人が参加することに意味がありますね
と言われた通り、お茶を運んできてくれたのは5、6歳の保育園の子供たちでした。
緊張の面持ちながら、小さな手でお茶碗を大事そうに持ち、膝前に置いてくれるその可愛い仕草にとても場が和み、居心地の良いお茶会になりました。
お抹茶とお煎茶、もちろんお菓子もいただき、文化祭の会場を後に向かったのは、静岡市にある煎茶道静風流の道場。
こちらでも、お茶会が三席。
一席目は玉露
一口に玉露と言っても、産地により味が違います。正確には同じ産地でも生産者によって味が違うのですが…
このお席の玉露は京都宇治のものでした。
いつも淹れている朝比奈のものとは明らかに違う味。
玉露のお道具はひときわ小さいです。
静風流の最高幹部の先生のお席ということで、緊張したのですが、
なんといいますか…まったく緊張感のないお席。良い意味ではなく。
ちょっと残念でした😔
どのお席も、趣向を凝らしお道具もお軸もお花も楽しませていただきました。
こちらは二席目のお軸
吟風一様松
「風に吟ず 一様の松」と読むそうです。
二席目は煎茶を二煎まで味わうお席でしたが、お点前の方が茶葉を入れ過ぎ、とんでもない味に…😫
点前座では3人分を淹れるのですが(あとの方の分は水屋から)私は3番目に座っていたので、そのお茶を飲むことになってしまいました。
お点前の方が
申し訳ありません
二煎目はすごく渋いお茶になると思います😥
と繰り返し謝られ、まさにその通りでしたが、みんなで大笑いをして珍しいお席になりました😂
お正客の席には目印の小物が置かれているのが通例ですが、このお席では張り子の犬でした。
最後のお席は煎茶を大き目の茶碗で頂く、煎茶一煎のお席。ニ煎目はありませので、お菓子はお茶を一口飲んだ後にいただくことになります。
お茶の格からいくと、三席の中では一番カジュアルなお席ですが、程良い緊張感があり、私は一番心地良さを感じました。
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