福岡行き2日目。
ホテルのチェックアウト後、向かった先は天神・イムズの三菱地所アルティアム
この日は「チャペック兄弟の絵本・ブックデザイン・舞台」展が開催(7月15日まで)
チャペック兄弟は20世紀初頭のチェコスロバキアのアーティスト。兄ヨゼフは画家・イラストレーター、弟カレルは作家・エッセイスト。
サブタイトルに「『ロボット』誕生100年」とあるように、「ロボット」という言葉を生み出したのがカレルの戯曲「R.U.R」にて。「R.U.R」関連の展示もいくつかあったものの、あくまでごく一部。
いちばん印象に残ったのはカレルの愛犬との生活を題材としたエッセー「ダーシェンカ あるいは子犬の生活」の挿絵、写真の数々。写真はカレルが撮ったものらしいけど、今ならいざ知らず20世紀前半のカメラで動物の写真を撮るのは大変だったでしょうね。
ヨゼフのシンプルな線で描かれた可愛らしい犬のイラストは仙厓の禅画を想起させる洒脱さがあって好みでした。
この日は山笠の期間中だったため、イムズの吹き抜けには山笠が展示されてました。