概要
このキーボードを買う前は、HHKB HYBRID TYPE-sを使っていました。
しかし同時押しの挙動に致命的な不具合を抱えており大いに失望
*参考リンク
https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/news/infor-hhkb.html
また、タイピングの際の小指の動きのやり難さに改めて気づき、
もっとコンパクトで使いやすいキーボードを探していたら
今回の自作キーボードのCorne Cherryに辿り着きました。
購入したキット・キャップ等
Corne Cherry
コンパクトさもさることながら、キースイッチのホットスワップに標準対応していることが決め手に。
https://yushakobo.jp/shop/corne-cherry/
キーキャップ
アルファベットキーキャップ
https://talpkeyboard.stores.jp/items/5b6e9c985f786672480022be
ブランクキー
https://talpkeyboard.stores.jp/items/59cce9eb428f2d1e990002ed
https://talpkeyboard.stores.jp/items/5c8f4ccf89c42d5d8205f6df
購入した道具
自作キーボードで調べて出てきた道具を一式揃えました。
特段変わり映えはしないと思いますが列挙します。
引き抜き工具
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07CNRQJBD/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
テスター
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0751718X2/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
逆作用ピンセット
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000TGJTLQ/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
はんだ
(最小戸数の5個で注文したが、かなり余ったの1-2個で十分)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0029LGAKW/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
フラックス(出来れば綿棒も用意したい)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B004ANR7KY/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
はんだごて
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B006MQD7M4/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1
こて台
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B017SQ0TUO/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1
はんだ吸い取り線
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B004OCQVP8/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1
制作記録
ピンセットの先で抑えながら取りつければ特に苦戦はしませんでした。
足ごと温めると少しすればはんだが溶け出してそのまま押し込めました。
下手にはんだだけを温めようと工夫するとかえって苦労するかも。
LED
数個取り付けてみても反応せず。
誤って接続したままはんだ付けしてしまった際、こて経由で通電して光ったので
恐らくはんだ付けでLEDが壊れてるということはなかったと思われるが何が悪いのか最後までよくわからなかった。
後で調べてみたらLEDテスト用のファームウェアがあるらしい。
もしかしたら通常のファームウェアでは接続してもそのままじゃ点灯しないのかもしれないが最終的にはよくわからなかったのでリタイヤ。
マッピング設定について
本当はカーソルキーはFPSゲームに合わせた設定にしたかったが、数字キーとの兼ね合いがあった為結局一つ下にずらすことに。
英語日本語の切り替えはshift+TABに設定しescキーはとっさに押すことはまずないのでレイヤー1に移動。
LED制御キーをレイヤー2に入れてみましたが恐らくこれも使わないと思われる。
今後の課題
LEDの取り付け方と確認の仕方がいまいち理解できていない。
使ってみた感想
キーマップをレイアウト形式(US・ISO等)に縛られずに自由に割り当てられるので、
かなキーに限らずマウス操作までできるのはうれしい誤算でした(操作感はそこまで良くないですが)。
タイピングに関してはまだまだ操作の違いによる違和感が取れていない為結論が出ていませんが、自分の好みがすべて取り入れられたキーボードが完成したため基本的には満足しています。
良かった点
・左右に分離しているため、本来右の指で押すキーを無理やり左手で押すようなことがなくなった。正しいポジションの練習には最高かもしれない。
・軸を自分で選べるため、好みの打鍵感の軸を選べた(今回はゲーミング用途も兼ねていたため銀軸)
・HHKBは最初に大きめの抵抗があってそこを過ぎると最後まで一気にスコンと落ちるような打鍵感だったが、銀軸(メカニカルキーボード)は最初は軽く下に行く程徐々に重くなってくので力を抜いてタイピングするのが楽。アクチュエーションポイントも高い位置にあるので最小限の力で打てる。
この辺は好みがあると思うのであくまで個人的にはよかったという話。
・キーボードが小さくなってアームレストを使わなくなったので机がかなり広くなった。
・自分で一通り制作しているため、修理やパーツの取り換えが簡単にできる。
気になった点
・ゼロから作る場合、道具の費用も掛かるため総額はかなり高くつく。もちろんそれに見合った価値はあるが、かなり人を選ぶことは間違いない。
・ショップの在庫が薄いため、無刻印キー42個買おうとしたら在庫が足りなかった。仕方ないので今回はアルファベットキーセットと併用して数を合わせた。
・ホームポジションの目印になる突起がないため、かなりやりづらい。探せばあるかもしれないが、どういう単語で探せばいいのか不明。
・左右にキーボードが分かれた影響で右側のマウスの操作できる範囲が狭くなった。机のレイアウトを変えたりマウスパッドを工夫すれば解決できるものと思われる。
・自由に作れるとは言え独特のキーマップで、かつキーの物理的な並びも通常のものとだいぶ異なるため、慣れるにはそれなりに練習が必要。個人的にはZキーが鬼門となった。
・外を覆うケースの完成品が極端に少ないしあってもかなり高価。好みのものがあってもグループバイ限定だと期間を逃すと手に入らない。その気になれば自分で作れるらしいがキットで自作する以上に手間とコストがかかりそう(未調査)
・打鍵音は気にならない程度だが、構造の問題で強くタイプするとコーンという音が響く(基盤内で音が反響しているものと思われる。)