今回のコンテストのテーマは「あなたの至福の時間は何をしているときですか?」ですね。
https://steemit.com/jp-bliss/@steemit-jp/30
楽しい時間、気持ちのいい時間はいろいろありますが、これに勝るものはないだろうと思うのは、「フルマラソンを完走した直後の時間」です。
フルマラソンを完走した後ですから、当然、体は疲れ切っていますし、脚は痛さとかだるさを超越したわけのわからない感覚になっています。しかし、その反面(というより、それがゆえに)脳内麻薬物質が分泌されまくって、通常では体験しようのない圧倒的な昂揚感と多幸感に包まれるのです。脳内麻薬物質の正体は、従来はβエンドルフィンだと言われてきましたが、最近では「アナンダミド」という内因性カンナビノイドではないかという説が出てきていて、このアナンダミドは別名「至福物質」とも呼ばれています。「至福物質」が分泌されまくっているんだから、これこそ最強の「至福の時間」でしょう。
脳内に至福物質が分泌されまくった結果、普通でない精神状態になります。とにかく幸せで、この世のすべてに感謝したくなり、博愛精神に満ちあふれます。入賞者の表彰式が始まると、全く知らない人たちなのに、心から祝福の気持ちが湧き出てきて、全力で拍手しています。およそネガティブな感情というものはすべて心の中から消滅してしまうのです。世界中の人が全員でフルマラソンを完走すれば、たぶん戦争がなくなるでしょうね。
もちろん、この至福の時間は永遠に続くわけではなく、多幸感も徐々におさまっていって、一晩寝ると普通に戻ります(僕の個人的な実感です)。戻ってしまうからこそ、また味わいたくなって、何度もフルマラソンを走ることになるのです。
最後にひとつことわっておかないといけないのが、上で述べたような「至福の感覚」が得られるのは「全力で」フルマラソンを完走した場合です。力を出し切らなかった場合でも、ある程度は似た感覚が得られるでしょうが、「至福」にまではいたらないだろうと思います。力を出し切るためには、そのためのトレーニングが必要ですが、最強の至福の時間が待っていると思えば、暑かろうが、寒かろうが、トレーニングも苦にはならないのです。
@argonさんならではの記事ですねぇ。
「フルマラソンを完走した直後の時間」なんて、味わえる人はなかなかいません。
ちなみに、走っている最中の恍惚感?(ランナーズハイ)みたいなもの?はありますか?
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僕の場合、恍惚感のようなものはないのですが、通常ではないテンションにはなっていますね。
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