仮面ライダーV3の驚きの事実
正月特番を見ていたら仮面ライダーの懐かしい姿をみる機会がありました。
小学校の頃の熱くなった記憶が思い起こされ懐かしく感じられました。
シリーズのライダー達が大好きで子供ころ家の冷蔵庫は、仮面ライダーとウルトラマンのシールで全部埋め尽くされていました。
確か僕の記憶では仮面ライダーは悪の秘密結社ショッカーによって怪人に改造されたが脳手術の直前で逃げ延びて助かるわけです。
世界の平和を守るためと醜い怪人に改造された復讐で闘うのです。
理不尽にもいきなり悪の組織に拉致され有無を言わさずイナゴみたいな醜い怪人への改造手術を受けさせられた仮面ライダー
子供向け特撮物といえど、じつは結構重い話なんです。
現に仮面ライダー役だった藤岡弘はこう言っています。
「私は初期ライダーのほうが好きなんですよ妙な哀愁と存在感悲しみと重さがありましたから」
そうなんですよ、やっぱり仮面ライダーはそういった負の部分を引きずっている。
悲壮感あふれる正義の味方だったわけですよ、格好良いわけですよね。
でもね
自らの理不尽な運命(イナゴ怪人)を呪っておきながらライダー1号と2号で共同で作り出した仮面ライダーV3がやっぱりイナゴ型の超人なのはイジメですか?
ヒーロー社会にも厳然と存在する階級型縦社会、厳しいものです。
俺が思うに悪の組織ショッカーに改造された仮面ライダー1号より味方に有無を言わさず同系のイナゴ型怪人にされたV3のほうがよほど可哀想なのは気のせいですか?
そりゃね、一号と二号の気持ちも分かりますよ、自分たちだけイナゴなのに
普通に人間の姿のままマイナスを背負うことなくヒーローになられたらたまったもんじゃありません、そりゃ改造手術の時いじくり回してるうちにどんどんV3もイナゴに似てくるというものです。
味方のライダー達の手術から目覚めてみるとV3はどう思ったでしょう己の姿に疑問を感じたはずです、だがその疑問点を口にしようとした瞬間
哀れV3の両肩にしっかりと回される先輩ライダーの太い腕
「一緒にやっていこうな」
先輩達の仕組んだ絶妙のタイミングでの決め台詞になにも言えない。
悲劇のヒーロー仮面ライダーV3
泣くな仮面ライダーV3
技数はお前が一番だV3
人気だってお前が一番だV3
1対1ならお前のほうが強いぞV3
闘う相手間違まちがえてるぞV3
先輩ライダーの寝込みを襲えV3
がんばれぼくらの仮面ライダーV3