日本版マイクロストラテジーとなるか?メタプラネットが5億円分のビットコインを追加購入
東証スタンダード上場企業メタプラネットが、5億円相当のビットコインを追加購入したことが8月20日(火)に明らかとなりました。この動きは、日本企業の中でも特に積極的なビットコイン投資戦略として注目を集めています。
今回の追加購入では、5億円相当のビットコインを取得。具体的には57.273BTCを購入し、1BTCあたりの平均購入価格は8,730,117円でした。これにより、メタプラネットのビットコイン総保有数は360.368BTCに達し、ビットコインを保有する企業のうち、世界で19番目に保有量の多い企業となっています。
そして、メタプラネットのビットコインへの大規模投資は、暗号資産市場全体の信頼性向上に寄与する可能性があると専門家は指摘しています。そのため、今回の追加購入は、一般的には知名度の低い新興プロジェクトにも好影響を及ぼし、草コイン 億り人が複数誕生することも期待できるでしょう。
メタプラネットは元々、8月8日(木)に総額10億円を借り入れ、その全額をビットコインの購入に充てると発表していました。この計画に基づき、同月13日(火)には5億円相当を購入。そして、20日(火)の追加購入により、同社は借り入れ分すべてのビットコイン購入計画を完了させたことになります。
このメタプラネットの積極的なビットコイン購入戦略は、米国のソフトウェア企業マイクロストラテジーの戦略を彷彿とさせるものです。マイクロストラテジーは、上場企業の中で最大のビットコイン保有者として知られており、その大胆な投資戦略は世界中の注目を集めています。なお、CoinGeckoが公開するデータによると、マイクロストラテジーは現時点で226,331BTCを保有しています。
また、マイクロストラテジーは最近、ビットコインニュースに特化した専門メディア『ビットコインマガジン』と共にビットコインの企業導入を促進するためのグローバルイニシアチブ「Bitcoin for Corporations」を創設。そして、この創設メンバーにメタプラネットが参画することも判明しています。メタプラネットの参画は、同社の活動が単なる資産運用としてのビットコイン投資にとどまらず、ビットコインエコシステムへの深い関与を示すものであると言えるでしょう。
さらに、メタプラネットの積極的な投資姿勢は、同社の株価にも影響を与えています。今回のビットコイン追加購入の発表後、同社の株価は前日比で約11%上昇しました。これは、投資家がメタプラネットのビットコイン戦略を好意的に評価していることを示唆しています。
メタプラネットは今後、さらにビットコインを購入する計画を立てています。8月6日(火)に、株主向けに新しい株を発行して100億円以上の資金を集め、そのうち85億円をビットコインの購入に使う予定であると発表しました。これが実行されれば、メタプラネットが保有するビットコインの量は大幅に増えることになります。
メタプラネットのこうした一連の動きは、日本企業の中でも特に先進的なものと言えるでしょう。ビットコインを単なる投機的資産ではなく、企業の財務戦略の中核に据えるという姿勢は、日本の企業文化に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。
しかし、ビットコインの価格変動性の高さや規制リスクを考慮すると、このような戦略には慎重な見方も存在します。メタプラネットが今後どのようにリスク管理を行い、この戦略を持続可能なものとしていくのか、業界内外から大きな注目が集まっています。
日本版マイクロストラテジーを目指すメタプラネットの挑戦は、日本の企業社会に新たな可能性を示すものとなるでしょう。その成否は、今後の日本企業のビットコイン戦略にも大きな影響を与える可能性があります。
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