スープカレーは、日本のカレー料理のひとつ。スパイスの香り・刺激・辛みのきいたスープと、大振りの具が特徴である。
2000年代に札幌市でブームとなり、その後全国的に知られるようになった。札幌市には現在でもスープカレーを提供する店が200店以上あるといわれている。各店は個性を競い合っており、多様なバリエーションがある。北海道の函館、旭川、帯広、富良野はもちろん、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡など日本各地に札幌由来の店が出店しており、香港、シンガポール、バンコクなど海外にも進出している。
1971年に札幌市に開店した喫茶店『アジャンタ』が1975年ごろに発売した「薬膳カリィ」が原型と言われている。
「スープカレー」という名称は、1993年に開業した「マジックスパイス」が考案した。札幌市ではすぐに人気店となったが、長らくローカルフードに留まった。スープカレー店が東京に進出する例があっても、1ヶ月ももたずに閉店することが多かった。 2003年、神奈川県の「横濱カレーミュージアム」にマジックスパイスが出店し、大反響を得たことで全国的に知られるようになった。その後各店が東京をはじめとして全国に進出し、大手牛丼チェーン店やファミリーレストラン、コンビニエンスストアでもスープカレーが販売された。
2017年、『ミシュランガイド北海道 2017 特別版』に『カレー食堂 心』など7店が掲載された。
食べ方:
浸す
はじめは一口ぶんのライスをスプーンですくい、スープカレーに浸して食べる。
かける
スプーンでスープカレーをライスにかけつつ食べる。
入れる
スープが少なくなったら、ライスをぜんぶスープカレーに投入して食べる。