レアル・マドリードとインテルの両クラブでプレーした選手たち
グループBに同居する両クラブは、開幕2試合を終えて白星なし。インテルは2試合連続ドローで3位、レアル・マドリードは1分1敗でまさかの最下位となっている。突破の可能性は残されているとはいえ、この試合を落とせば決勝トーナメント進出に黄色信号が灯るだろう。絶対に負けられない一戦はどちらに軍配が上がるのか、終了のホイッスルが鳴るまで目が離せない。
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そして、この試合で“古巣対決”となるのが、インテルに所属するモロッコ代表DFアクラフ・ハキミだ。新型コロナウイルスに感染して第1節のボルシアMG戦は欠場したが、下部組織時代から過ごしたレアル・マドリードとの大一番ではスタメン出場が予想されている。
そこで今回も、ハキミのように両クラブのユニフォームに袖を通した選手を8名紹介する。
ミラノ発 – 今季チャンピオズリーグ第3試合目が目前に迫っている。アントニオ・コンテのチームは日本時間4日(水)5時にジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリードと対戦。この決戦を前に欧州大会マッチに特化したユーロ・エクスプレスの時間がやってきた。同対戦にまつわる過去の試合、スタジアム、選手、監督など5つの点に関して紹介する:
チャンピオンズリーグのレアル・マドリード
レアル・マドリードはチャンピオンズリーグで最多優勝回数を誇るチームである(13回)。そのうち4回が過去7年で達成された。現在チャンピオンズリーグ形式に変更以降、エル・ブランコは唯一CL3連覇を達成したクラブである。同スペインチームはチャンピオンズリーグ決勝を16回経験している。
両チーム間での歴史的な試合
同対戦カードについて考えると、1964年ウィーン開催のユーロピアンカップ決勝かつネラッズーリ初の欧州タイトル獲得がまず最初に頭によぎる。インテルはスペインでレアル・マドリードと何回か対戦しているが、良い思い出はほぼない:ネラッズーリは6度敗戦し、勝利は僅かに1度だけ。唯一勝利した試合は1967年にカッペリーニのゴールとゾコのオウンゴールで白星を飾った。その1960年代後は両チームの対戦は激しさを増し、レアル・マドリードは1966年準決勝でユーロピアンカップ3連覇を狙うネラッズーリを倒した。1980年代に入りインテルとレアルは3つの大会で8度顔を合わせた:UEFAカップ、UEFAカップ・ウィナーズカップ、ユーロピアンカップ。
スタジアム
インテルはサンティアゴ・ベルナベウと特別な繋がりがある:1964年インターコンチネンタルカップ・プレーオフ優勝と2010年チャンピオンズリーグ優勝。しかしネラッズーリが最後にレアル・マドリードとのアウェイ戦に挑んだ1998年はセビージャで開催された。一方で3日(火)の試合はベルナベウが改修工事中のためアルフレド・ディ・ステファノ・スタジアムで開催される。インテルが最後にベルナベウでレアル・マドリードと対戦したのは1986年まで遡る。
コンテ対ジダン:両チーム監督の初対戦
ジネディーヌ・ジダンは現役時代に成功したキャリアを歩んだが、それは監督に転身以降も同様だ。ボブ・ペイズリーとカルロ・アンチェロッティと並ぶ、チャンピオンズリーグ優勝3回を成し遂げた監督の1人だ。ジダンは1996年から2001年までユヴェントスで5シーズンを過ごし、当時の監督はアントニオ・コンテが務めていた。そして今回両者は監督として初めて対戦する。
ハキミはマドリードで成長
1998年11月4日にヘタフェで生まれたアクラフ・ハキミはマドリードユースで育った。最終的に2017年に同選手はトップチームデビューを飾り、合計17試合2得点を記録、複数のタイトルを獲得。2018年にモロッコ人選手として史上初(現在唯一)となるチャンピオンズリーグ優勝を果たした。