最近もFacebookで情報が流れてきたのでシェア。Yさんによる浮世絵論(2011年の記事)がめっちゃ面白い!画像と共に引用します。↓こういうアートの見方はありですか?
その権力や悪徳商人の悪事を可視化させる国芳等の浮世絵の流行に、幕府は何度も弾圧に乗り出す。江戸庶民の喝さいが権力基盤を損なわせることを恐れたからだ。
版元(今で云う出版社)は今に通ずる自主規制を余儀なくされたが、有名説話や既出作品のリメークやリミックス技法を施し、描かれる着物の柄や家紋、動物仮託…を縦横に駆使した隠喩表現を発展さす。江戸庶民はそれらを正確にデコード(意図する意味の読み解き)し、言い当てる水準と購入支援のネットワークを築き、権力横暴の防波堤として機能させたのだ。階級的ジャーナリズムの萌芽という点で、新ライン新聞(1848~1849)との同時代性も隔絶したものではない。
これは歌川国芳(1798~1861)描いたスペクタクル武者絵?「相馬の古内裏」。朝廷に反抗して東国王権を興した平将門が討ち取られた後、将門の娘(滝夜叉姫)が骸骨妖怪を操つり将門の夢よ再び…と反攻するのだが、大宅太郎光国に阻まれる図だ。将門一門は征伐されるが、国芳は滝夜叉姫の妖艶な魅力も引き出し、そのエネルギー忘るべからず…と庶民を鼓舞する。
神田明神に祀られてきた将門は今も昔も反権力のシンボルであり、江戸庶民の内なる解放者であった。多くの版元(情報産業資本)、作家(アーティスト)、職人(彫り刷りマニファクチャリング)たちは庶民と心を1つに城を築いていたことになる。
https://goo.gl/dcKWu1 ←国芳がジッーっとどこからか見詰めているような
https://goo.gl/9FkwqZ ←没後150年歌川国芳展…江戸クリエーターの批判精神
ところで、私は幽霊画が大好きなので「江戸の幽霊」というムック本を持っています。
国芳の骸骨の絵「相馬の古内裏」、ここにもあります。ただ、なぜか左端の滝夜叉姫がすっぽり抜け落ちています。なんでかな?
もうすぐ夏なので日本ではホラーを楽しむ真っ盛りです。「東海道四谷怪談」の世界にでもハマるかな〜♪
Nice post
Plis follow me
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Thank you! Yes I will do that.
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