信頼性や速度を向上させる技術(応用情報)steemCreated with Sketch.

in hive-161179 •  2 years ago 

皆さん、こんにちは!@neko9です!!
今日はRAID(Redundant Arrays of Independent Disks)のお話です('ω')
※ちなみに”I”に該当するものとして安価という意味のInexpensiveが入る場合もあります

まずRAIDとは、複数の磁気ディスクを並列に並べて、それらを1台のディスクに見立てて利用することで、大容量化や読み書きの高速化、信頼性の向上を図る技術です。
そしてRAIDにはレベルがあります、それぞれ見ていきましょう!

①RAID0
データを複数のディスクに分散して配置し、入出力速度の向上のみを図った方式。

image.png

メリット:データ使用効率が最も良い
デメリット:ディスクが壊れるとデータが失われる

②RAID1
複数のディスクに同じデータを書き込む方式。

image.png

メリット:いずれか一つのディスクが壊れても稼働できる
デメリット:複数のディスクに同じデータを書くので重複性(冗長性)が高い

③RAID2
RAID0にエラー訂正符号用の複数ディスクを追加することで、障害が発生した際の復元が出来るようにした方式。
※いわゆるハミング符号ですね

④RAID3
RAID0にパリティと呼ばれるエラー訂正情報を保持するパリティディスクを追加し、いずれか1つのディスクが壊れても、正常なディスク間で復元できる方式。
※ビット単位でデータを分割して書き込む

image.png

メリット:読み込みが高速
デメリット:書き込みはパリティディスクにアクセスが集中するので低速

⑤RAID4
RAID3のデータ分割方式をブロック単位で行う。

image.png

⑥RAID5
RAID4を改良し、データとパリティを分散させることで、パリティディスクへのアクセス集中を防ぎ、高速化した方式。
※RAID4同様に、1台までディスクが壊れても正常なディスク間で復元可能

⑦RAID01
RAID0 + RAID1を行った方式。
RAID0の形式をミラーリングして持つような構成。

image.png

メリット:RAID0の高速性とRAID1の高信頼性を保てる
デメリット:コストが倍

いかがだったでしょうか。
RAID6やその他RAID同士の合わせ技など結構種類が多いRAIDですが、基本的には高速性と高信頼性を保つためにどうするかという観点で進化してきたもの、と思うと覚えやすいような気がしました('ω')

それでは皆さん、またお会いしましょう!

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SSD、HDDもピンからキリまであるので、予算によるでしょうね

@yasuさん
使えるお金が無限にあれば最高の構成を考えれるんですけどね(笑)


@neko9 さん、こんにちは。
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