前回の記事でマイニングをすると儲かるという事を理解頂けたかと思います。
前回記事はこちら
今回はどうして単月のマイニングで利益額に大きな差が出るのか?という部分に関して専門用語を出来るだけ省いて説明したいと思います。
まず初めに大きく関係する要因は2つ。
①. 電気料金
②.マイニングを実行するチップ
※ 業界ではGPUという
この1.2が利益にどう影響してくるのか順番に説明したいと思います。
まず初めに前回記事の6月収支を再度見てみましょう。
この結果から分かるように、①の電気料金が75,000円掛かっております。これはマイニングをするにあたって常にパソコンを稼働させて、マイニングをする環境を整えているからです。
前回記事の収支報告を見て頂くと、各月で電気料金に差がある事が分かります。この電気料金はマイニングをする規模によって変動していきます。 もちろん規模が大きくなればなる程、電気料金も高騰していきます。
そしてこのマイニングの規模というのが②のマイニングを実行するチップの数になります。チップの枚数が多ければ多い程、売上も高くなりますが、それと比例して電気料金も高くなります。
前回の記事の収支報告の4月、5月、6月で売上と電気料金が右肩上がりだったのは、規模拡大に伴うチップの枚数が10枚〜30枚に増えた事が理由になります。
ただ注意点としては、チップの枚数を増やせば利益が右肩上がりに増えていく訳ではありません。
( そんな美味しい話ならここで話しませんよ )
先程のチップの枚数がマイニングをする力に直結することには間違いがありませんが、マイニングの報酬を調整しているDiff(ディフィカルティ)という指標があります。
( 専門用語1発目許してください。必ず分かりやすく説明しますので… )
このDiffというのは、マイニングをするの難しさを表す指標になります。 マイニングの報酬はマイニングをする人の数と時間を考慮してDiffが変動していきます。
例えば…
1つのチップがマイニングすることで30分1,000円の報酬だったとします。そこにマイニングをする人が増加するとDiffが調整されて1時間1,000円と時間当たり報酬が半分になってしまいます。
しかし…
通貨の価値が1コイン1,000円だったものが1コイン2,000円に上がった場合は、報酬が半分になってしまっても報酬としての金額は変わりません。
Diffについて詳細を知りたい人はこちら
なので電気代と初期費用、Diff等を考慮したうえで自分がどれくらいの規模でマイニングを行い、いつ損益分岐点を超えられるのかを検討する必要があります。( もしかして一気に難易度上がったかな? )
このDiffを簡単に把握する方法はもちろんございます。また、利益をより増やす為の方法や利益に関わるその他の要因もございますが、ここでは割愛し別記事にてご紹介できたらと思います。
今回の記事では、単純にマイニングによる単純なお金の計算や仕組みをご理解頂けたらと思います。
次回の記事では、実際にマイニングに必要なモノや初期費用について分かりやすくお伝え出来たらと思います。