「ニンテンドーラボ」はメイカーコミュニティにアピールできますか?

in nintendo •  7 years ago 

636518097545824736-Switch-NintendoLabo-logo-copy.jpg Image courtesy of Nintendo of America, Inc.

2週間ほど前、日本のゲーム大手任天堂は自社のゲーム機「ニンテンドースイッチ」向け新たな周辺機器「ニンテンドーラボ」を発表しました。「ニンテンドーラボ」はどのようなものかというと、段ボール製の組み立てキットです。その組み立てキットで 「バイク」や「ロボット」などToy-Con(トイコン)というコントローラーを自分の手で作れます。 また、トイコンを「ニンテンドースイッチ」と組み合わせれば、新しい遊び方を体験することができるようです。公式の発表のすぐ後に、「Nintendo Labo」のハッシュタグはツイッターの世界トレンドに入り、世界中のメディアで話題になりました。「ニンテンドーラボ」のPVを見た瞬間、その商品は誰にアピールしているのかという疑問が頭に浮かびました。英語版のPVによると、「ニンテンドーラボ」はfor kids and kids at heart(子供と子供の心を持つ大人)という人に向けた商品とのことです。ニンテンドーDSやWii時代から任天堂のマーケティング戦略がほとんど変わっていません。ゲームファンだけでなく、幅広い年齢層の消費者を獲得するために、世界中の老若男女にアピールする商品を出す必要があります。海外のあるゲーム系ウェブ掲示板に投稿された「ニンテンドーラボ」のスレッドのコメント欄で、「ニンテンドーラボ」はMaker Movement(メイカームーブメント)に参加している人に向いているものだという意見を見つけました。メイカームーブメントに参加する人は「メイカー」と呼び、3Dプリンターなどを利用して趣味でものを作るコミュニティです。ここ数年で、3Dプリンターや電子部品の値下がり傾向が続いているので、メーカー人口が増えていて、作れるもののバリエーションも増えています。しかし、メーカーになるためにはスキルや時間が必要です。「ニンテンドーラボ」の場合は、ものづくりに意欲のある人は組み立てキットを購入することで、その欲求を満たせる環境を作れると思います。「ニンテンドーラボ」は成功するかどうかまだ分かりませんが、公式な発表の後に任天堂の株価が2.4%上がりました。

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