週刊プレイボーイに地元・総社市の記事steemCreated with Sketch.

in japanese •  5 years ago  (edited)

昨日、高校の同級生(大阪在住)からLINEが来て、「今発売中の週刊プレイボーイに総社市の記事が載っている」と知らせてくれました。

総社市というのは僕らの出身地です。昨年の西日本豪雨で倉敷市真備町とともに深刻な被害を受けてニュースになったので、ご存知の方もおられるかもしれません。倉敷の北に位置する小さな町です。

記事の内容は『「大人のひきこもり」を激減させたスゴイ自治体が岡山にもあった!日本最強の「脱ひきこもり」支援の意外な中身』というものです。
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詳しくはぜひ週プレの記事を読んでいただきたいのですが、支援の鍵になるのは民生委員とサポーター800人強による「見守り活動」と、「居場所づくり」だそうです。見守り活動によってひきこもりの兆候を早期に発見して、まずはつながりを持つ。最初のつながりを持つこと自体が容易でないことも多いそうですが、つながりを持てたからといって無理に外に連れ出すことはせず、ただ見守る。そのうち外に出てみようと思っても、いきなり働くというのは難しい、そういう場合に居場所となる施設「ほっとタッチ」に参加してもらい、脱ひきこもりの一歩を踏み出してもらう。こういう地道な活動の結果、2017年4月~2019年8月までに相談者数222人のうち30人が社会復帰という全国有数の実績を残しているとのことです。

記事の中に出てくるいろんな事例からわかりますが、ひきこもりはいろんな問題がからんでいることが多いので、「こうすればいい」という単純な正解はないと思います。総社市の成功例も人口7万人弱の町で民生委員・サポーター800人以上による見守り活動という人的資源に支えられていますが、これを他の市区町村が一様に真似できるかといえば無理でしょう。昔ながらの人のつながりがそれなりに残っている田舎町だからできることで、都会で同じことをするのは難しいと思います。しかし逆に言えば、総社市には無理でも都会ならできることも当然あるわけで、それぞれの自治体がそれぞれの強みを活かした方策を生み出していくしかないのかもしれません。

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大人の引きこもり問題の存在を初めて知りました。また多くの地域ですでに取り組んでいることも知りました。触れ合いって大切ですね。

もともとひきこもりの定義が39歳までだったので、40代になると自動的にひきこもりではなくなるというおかしなことになっていましたが、最近では、年齢とか、自室から出るか出ないか、などにこだわらず、「孤立無業者」というかたちで、もっと問題を広くとらえようとする考えも出てきています。たしかに、部屋から出られるか出られないかは本質的なことではなく、社会人として他人と接点があるかどうかが重要だと思います。