煎茶道の聖地と云えば宇治の黄檗山萬福寺。
日本煎茶道連盟の本部がおかれ、毎年5月には全日本煎茶道大会が開かれます。
今月19日、その煎茶道大会に行かれた方からお土産に蓮の実甘納豆をいただきました。
甘〜いお菓子が入っているとは思えないパッケージがなんともいえませんね〜🤭
黄檗山萬福寺
開山は1661年。開祖は中国僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師。禅師は中国明朝時代の臨済宗を代表する僧で、日本からの度重なる招請に応じ、63歳の時に弟子20名を伴って1654年に来朝された。
隠元禅師はお名前からもおわかりなように、いんげん豆を中国から伝えられた方です。他に西瓜や蓮も。
甘納豆がいつ頃からつくられていたのかはわかりませんが、禅師が伝えられた蓮が姿を変えたものには違いありません。
煎茶道の聖地のお土産とあらば、煎茶に合わせるのが順当なのでしょうが、そこは敢えてコーヒーで…😅
蓮の実は日本ではあまり一般的な食材ではありませんが、中華料理ではよく使われるようです。
栄養価も高く、エネルギーの元になる炭水化物、体の機能を整えるカリウム、カルシウム、リン、鉄などのミネラル類、便通を整え下痢予防に働く食物繊維を含んでいます。
蓮の実甘納豆は食感も豆類の甘納豆とほとんどかわりません。
コーヒーとの相性もよく、美味しくいただきました。
ところで…黄檗山萬福寺が煎茶道の聖地といわれるのは、
中国の明代の製茶法・釜炒り茶(茶の葉を釜で炒って揉む方法)と茶の葉にお湯を注いで飲む方法を伝えたのが隠元禅師であり、日本にも広く普及することになった。
ためです。隠元禅師は来朝の際に茶器を携えてこられましたが、現在煎茶道で使われる茶器に中国の影響を色濃く感じるのは、その名残りだと思われます。
黄檗山萬福寺といえば普茶料理が有名ですね。こちらも興味津々です😅
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